今年こそは防災を始めよう。そう思った方もいるのではないでしょうか。
ただ、防災グッズも種類が多すぎて何からそろえればいいか分からない…。
せっかく始めた防災で失敗しないための大切な基準とは?
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命を守る “3の法則”
何のために防災をするのか。一番大事なのは命を守ることですよね。
生命を維持するために必要なことを考えると防災の優先順位がみえてきます。
“3の法則”というものがあります。
呼吸は3分、体温保持は3時間、水分摂取は3日間、食事は3週間。
この期間できないと人間は生命を維持できないというものです。
「防災」と聞いて真っ先に思いつく水や食料の準備は意外と優先順位が低いですよね。
水や食料は防災用品の種類も豊富で準備しやすいという面もありますが、
「命を守る優先順位」から考えるとそれより先に準備すべきものがあることがわかります。
生き残る+生き延びる
“3の法則”の呼吸(3分)は家具の下敷きになって窒息したり、
津波や洪水でおぼれたりすることを防ぐことが大切で、
防災グッズで何とかなるものではありません。
また、便利なモノがあふれている現代社会では単に災害から生き残っても
その後の不便な避難生活の中で体調を崩し亡くなってしまう「災害関連死」も目立っています。
熊本地震(2016年)や能登半島地震(2024年)では
地震による直接の死亡よりも災害関連死の方が多くなっています。
そのため、生き残ることだけでなく生き延びることも考えた防災グッズ選びが大切です。
そこで、オススメしたいのは体温維持・トイレ・睡眠の
3つの視点から優先して防災グッズをそろえることです。
水・食料より先に… 体温維持・トイレ・睡眠
体温維持
災害時に体温を維持するためには、防寒着やカイロなどを備えておく必要があります。
でも万が一、十分な防寒着がないときに災害に遭遇してしまったら…。
そのために備えておきたいのがアルミブランケットです。
コンパクトで持ち運びしやすく、保温・防風に優れていて、価格も安い、
持っていて損はない防災グッズです。

そして、体温保持の盲点になりやすいのは、
体温を下げるのは気温(寒さ)だけではないということです。
2013年7月に屋外コンサートの会場で突然の雷雨があり、
雨に濡れた観客数十人が低体温症で搬送されるという事案が発生しました。
夏であっても、体が濡れて風に当たると体温はどんどん奪われていきます。
体温を保持するためには、体を濡らさないことが非常に重要です。
そのため、レインコートは必ず準備しましょう。
トイレ
災害後の体調維持を大きく左右するのがトイレ環境です。
水を飲むのを我慢するのと、トイレを我慢するのどちらが長く耐えられそうですか?
水は丸1日飲まなくても何とかなりそうですが、1日トイレに行かないのは無理ですよね。
災害時に必ずやってくるのがトイレ問題です。
トイレ環境が劣悪だと、トイレに行かないように水分や食べ物の摂取を抑えるようになります。
そうすると血流が悪くなったり、十分な栄養が取れなかったりして最悪、死に至ります。
災害時のトイレは生死を分ける非常に重要な問題なのです。

そこで、必ず備えておくべきなのが非常用トイレです。
既存の洋式便器に袋をかぶせ、用を足したら
消臭・凝固剤を投入して固めるタイプのトイレです。
断水時にも快適に使うことができます。
1人1日5回分で最低3日分は準備しておくべきでしょう。
睡眠
災害時は、経験したことがないことの連続で疲れがいつも以上に蓄積します。
一方で、避難所で配られるのはよくて毛布1枚。
何も備えがなければ、硬く冷え切った床で寝なければいけません。
また、避難所ではだいたいが「雑魚寝」になります。
十分な睡眠がとれなければ、疲労がたまって災害関連死につながります。
エアマットや枕、耳栓やアイマスクといった「快眠グッズ」も
実は生き延びるために重要な防災グッズなのです。

今年から防災を始めようと思った皆さん。
何となく水とか食料?ではなくて、災害から生き延びるためには何が必要か?という視点で
防災グッズをそろえてみてくださいね。



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