停電しても大容量の電力を供給してくれるポータブル電源。
いまや防災には必須のアイテムになりました。
でも、ポタ電があれば大丈夫!…とはいかないようです。
ポタ電は万能ではない!
大容量化が進み2000Whクラスも当たり前になったポータブル電源。
これさえあれば、停電問題も解決!と思うかもしれません。
しかし、一般家庭で1日に消費する電力は
3人~4人家族でだいたい10000Wh~15000Whです。
停電しても普段どおりの生活をしていたら
いくら大容量のポタ電でも数時間しか持ちません。
大地震などで数日以上停電が続くことを想定すれば、
ポタ電だけではとうてい乗り切ることはできないのです。

一番使いたい家電は使えない⁉
エアコン・冷蔵庫
残念ならがら、最も使いたい家電ほどポタ電には向いていません。
大きな電力を必要とするエアコンや冷蔵庫はポタ電で継続的に動かすことは難しいです。
エアコンは6畳タイプでも1時間に200Wh~400Whの電力を消費します。
ポータブル電源で動かせるのはせいぜい数時間です。
また、冷蔵庫も同様で、消費電力はエアコンほどではありませんが、
24時間稼働し続ける必要があるため1日の消費電力は800Wh程度になります。
こちらも1日程度動かすのが限界です。

電子レンジ・炊飯器
次に向いていないのは、1回の使用時間は短くても消費電力が非常に大きい家電です。
電子レンジは、1000W程度の出力が必要で5分間の使用でも80Whの電力を消費します。
1000Whクラスのポタ電でも10回程度の使用が限度になります。
また、炊飯器は1回で150Wh程度の消費電力なので5回ぐらいは使えそうですが、
カセットコンロなどで代用できることをわざわざ貴重な電気でやる必要はありません。

※消費電力は機種等によって異なるので目安です。
容量別のポタ電使用プラン
とはいえ、災害時にポタ電があった方がいいのもまた事実です。
大切なのは避難生活を送る上でポタ電をどう使うかを事前に想定しておくことです。
ポタ―ブル電源は小容量から大容量までさまざまな種類が販売されています。
大容量であれば長時間稼働させることができますが価格は高く重くなります。
小容量のポタ電は使用できる場面が限られる一方、価格が安く持ち運びも便利です。
情報・照明プラン(200Whクラス)
小型のポタ電でもスマートフォンを10回程度は満充電できます。
また、ラジオやLEDの懐中電灯など消費電力の低いものは繰り返し充電でき、
災害時に必須の情報収集や照明をまかなうことができます。

快眠プラン(500Whクラス)
停電時は冷房や暖房が使えなくなり快適な眠りが妨げられてしまいます。
中型のポタ電があれば、夏であれば扇風機を冬であれば電気毛布や石油ファンヒーターを
稼働させることが可能になり、あるのとないのとでは大違いです。
特に夏は熱中症の防止にもつながります。

快適プラン(1000Whクラス~)
最近増えているタンクレストイレ。停電時は水が流れなくなります。
避難生活が長引けば、着替えもなくなってきます。
テレビをみたり、タブレットでゲームをしたい…。
大容量のポタ電があれば、トイレも流せて、洗濯もできて、テレビも視聴できるなど
避難生活のクオリティを上げることができます。




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