防災対策はひとぞれぞれ、というのが当サイトのスタイルですが、これだけは最優先で対策してほしいものがあります。それはトイレです。なぜトイレ?そう思うかもしれません。でもよ~く考えると災害時のトイレ対策の大切さがわかってくるのです。
真っ先に必要なのは…
災害の時、真っ先に必要になるのは何でしょうか。水?食料?いいえ、トイレです。なんて言うと、そんなバカなと思うかもしれません。聞き方を変えてみましょう。「食べ物なしでどれくらい大丈夫ですか?」「水を飲まずにどれだけ我慢できますか?」「トイレに行かずにどれだけ耐えられますか?」。熊本地震では発災後、3時間以内に約30%、6時間以内に70%以上の人がトイレに行きたくなったという調査結果もあります。出てくるものは止められません。断水で水が流れないなかで、トイレ対策ができていないと悲惨な結果が待っています。
- 快適なトイレがない状態は想像以上にストレスになります。
- 不衛生なトイレ環境はさまざまな感染症の危険性を高めます。
- トイレ環境が悪化するとトイレに行く回数を減らすため水分補給を抑えるようになります。そうすると血液のめぐりが悪くなって血栓ができ、エコノミークラス症候群など命にかかわる病気の発症につながります。
対策は進んでいない
東日本大震災や熊本地震の教訓からようやく注目を浴びるようになった災害時のトイレ対策ですが、対応はまだまだ進んでいないのが現状です。例えば、岡山市は、災害に備えた備蓄計画を策定し、備蓄状況も公表している先進的な自治体です。公表されている資料によると計画上必要な非常用トイレの数はなんと165万回分。しかし、2022年4月現在で備蓄されている数は58万回分で目標の3分の1にすぎません。しかも、165万回分という数は、避難所に避難する人の数をもとに算出された数なので、断水しても自宅にとどまっている「在宅避難」の人たちの分は含まれていません。万人が誰しも使うトイレは膨大な数が必要になります。先進的な自治体でもこうした現状ですから、自治体によってはさらに対策が遅れていると考えないといけません。
これだけは買うべき

自治体の対策に限界がある災害時のトイレ。個人での備えが重要になってきます。防災にあまりお金をかけないのがモットーの当サイトですが、非常用のトイレは買うことをおすすめします。非常用トイレは、断水になっても用が足せるように、便器にかぶせる袋と消臭剤・凝固剤がセットになっています。50回分が3000円ぐらいで売っています。1日5回トイレに行くと仮定すると10日分です。3000円で災害時のトイレの悩みが解消されるなら安いものかなと思います。
災害時のトイレについてもっと詳しく知りたい方はこちらのサイトがおすすめです。
日本トイレ研究所 https://www.toilet.or.jp/disaster/



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